宮崎駿とスタジオジブリの作品とその関連商品を紹介しています。 いくつになっても忘れたくない感動を与えてくれます☆

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ルパン三世 カリオストロの城   スタジオジブリ絵コンテ全集第II期ルパン三世 カリオストロの城 スタジオジブリ絵コンテ全集第II期
宮崎 駿
徳間書店 刊
発売日 2003-04-23



銭形って警視庁柔道5段らしいです。 2003-06-24
一時は絶版で、入手困難だった「カリ城」の絵コンテが書店で手に取れるよ
うになりました。監督にとっては、東映時代の総棚ざらいなのかも知れませ
んが、これを見て育った私にはとても重要で、大好きな作品です。なぜこん
なに面白いのか。それは、作り手が楽しんで作ったからかもしれません。Fia
tと2cvのチェイスや、ワイヤーで危機を乗り越えるシーンの横には「ワン
パターン」との書きこみあり。動きのひとつにもFiatはRRだからテールがな
がれるとか、パンクしたタイヤはミシュランだからつぶれるとか、デティー
ルまで楽しんで描かれてます。次元がリムジンをやっつけたところではフレ
ームの中に「カッコイイ」とあり、描いてる人は楽しそうだなあと想像させ
られます。読む進むうちに、アニメ製作は個人でするものではないとわかり
ます。監督はその名の通り、大勢をまとめる仕事なのでしょう。原画、作
画、カメラにそれぞれ指示が出ています。指示は、応援であったり、要望で
あったり、それぞれ異なる点に注目です。当時、絵を描くスタッフが新人だ
ったようで、みんなを引っ張って作ろうとする、監督の姿勢が読み取れま
す。アニメが、大勢のスタッフの、綿密な手作業で出来あがることがわかる
と、ルパンの第2シリーズの最終話と145話で、宮崎監督がわざと実名を
隠し、会社名をペンネームにした理由が想像できます。それはスタッフに対
する思いやりなんでしょうね。意外に山田康雄のアドリブが少ないことに驚
きました。伏線の張り方がとても細かく、演出が練られていて舌を巻きま
す。アニメとしての嘘のつきかたを自覚した上での、満載艦なテクニックに
思い知らされます。個人的に好きなのは、不二子がクラリスに自分がスパイ
と知らせるシーン。衣装を脱ぎ捨て迷彩服になるのですが、「下着じゃなく
て残念でした友永サマ」とあって、それを書くだろうスタッフのひとりまで
気を使う様と、その理由が微笑ましくあります。思えば、この作品、銭形突
撃隊の警官や、カゲのひとりまでカッコヨク描くと同時に、スタッフひとり
ひとりまでカッコヨク仕事をさせているのだなと。読んで気持ちの良い作品
です。


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